VOICE株式会社マーク・コーポレーション 松原様

VOICE体験談

松原 佳代様 株式会社マーク・コーポレーション (鈴鹿オートリサイクルセンター) 管理部 部長

―――まず、現在のお仕事の内容を教えてください。

 まず、MARCは自動車の解体・リサイクルを行っている会社です。自動車専業というのも業界的には珍しいと思いますし、環境問題にかなり力を入れているという意味でも珍しい会社です。自動車の解体工場ではあるのですが、隣接の池では夏にはホタルが見られるという程周辺環境には気を使っており、毎年全国からかなりの見学者がいらっしゃいます。私自身はその中で経理、総務、人事など、管理全般を担当しております。

―――この次世代経営者研修を受けて特に気づいたこと、あるいは日常の業務における変化はありますか?

 こんな長いスパン(注:3か月)でというのは初めてでした。経営者研修って何をするんだろうと最初は想像もできなかったですね。
 内容もやり方も、全てが新鮮だったのでとても良かったです。講師の丹羽さんの話はすべてスッと入ってきたので、会社に帰って同僚のみんなにそのまま話をしたり、資料を見せたりしていました。例えば「バドワイザーの缶」の話や「リスクの話」など、色々と話しましたね。コミュニケーションの中の小ネタのようなものも沢山いただきました。知っているからこそ提案できるということもあって、情報ってあった方がいいな、と改めて感じました。
 また、部下への接し方などでは「若い人間を必ず入れなければいけない」というのは本当にそうだなと思いまして、会議などでは必ず意見を聴くようになりました。20代前半の人であっても、「これはどう思う?」というようなことをどんどん聞いてあげるのがいいのかなと思っています。

―――「経営」というものへの意識は変わりましたか?

 研修前は、経営を日常的に意識することはなかったです。今は、私が経営陣になりたいとかそういうのではなく、会社がどうあれば一番ベストかなと日々考える中で、色々な方法をたくさん考えるようになりました。経営者については、会社として必要な人がなるべきなのでしょうね。

―――研修の進め方(集合研修、Webディスカッション、プレゼンテーション大会)についてはいかがでしたか?

 いや、もう大変でした。まず、集合研修3回で経営者研修って何をやるんだろうなと思っていたら実は毎日参加しなくてはいけなかったという衝撃ですよね。いつもネタにしているんですが、最初に「ちょっとカナダに出張があるので1週間出遅れます」といったら、講師の丹羽さんからすかさず「パソコンさえあればどこでもできますから。カナダから出張報告をしてください。」って言われまして。みんなから「鬼やな(笑)」「鬼研修だね(笑)」といわれていましたよ。
 ですが、最終的にはどれも受けてよかったなと思いました。Webディスカッションもやったことがなかったのですが、そういうやり方で事業部を越えたやり取りが行えたのも大きかったですし、プレゼン大会もチーム制だったので、組み立て方など他の人のやり方を勉強できましたし、お互い助け合いができて本当に良かったです。集合研修の月1回という頻度もとても良かったです。
 とはいえ、やはり本当に大変でした(笑)。ただ、今までで一番面白くて自分の変化が楽しみな研修でもありましたね。本当に受けてよかったと思っています。  終わってみてからの意見ですが、研修のボリューム、スパンという点では私はトータルとして良かったと思っています。これ以上長かったり多かったりすると消化不良を起こしてしまいそうなので、私としては「腹八分目」で丁度良かったように思っています。

―――講師としては、何かを「教える」というのはあまり意味がないと思っています。それよりも「考えさせて引き出していく」という観点でファシリテートしていく方針だったのですが、その辺りはいかがでしたか?

 本当に仰る通りで、部下についても何かを引き出していきたいわけですよね。自分の頭で考えたことを引き出して、それに対して「こういう考え方もあるのでは」と議論していきたいわけです。ただ、私もそうですが、それは非常に大変なんです。それを引き出してくれる研修だったので、無理やりにでもアウトプットして頑張ろうと思えました。とはいえ、自分の考えを言語化するのがとても大変で、時間帯によっても考えが上手くまとまらなかったり、何度も書き直したり、書いてみたら意外と内容がなかったり、と色々苦労しました。一方で誰がどんなコメントを書いているかを読むのは面白く、その意味でも楽しかったですね。

―――会社の後輩に本研修を進めようと思いますか?

 MARCは工場ですので、人と話すより車と対話する方が好きな人が多いのが実際です。ですが、これから管理職をめざしていきたいという人間には是非受けてもらいたいと思いますね。異業種を見たり対外的に何か提案していくといったことも含めて自社内では難しいので、こういう場を提供していただいて勉強していくということが非常に重要だと思います。

―――総合的に本研修が他の研修と違うところはどこだと思いますか?

 一番は押し付けられることがないということですね。上から降ってきて受け止めろ、という研修が多い中で、自分から出していかないといけないという研修だということです。生みの苦しみというものがあって、その為に情報収集や投稿など、自分から動いていかないといけない点は全然違うのではないかなと思います。
 自発的に自分の頭で考えてやったことは絶対に力になったり後に残ったりしますけれど、「やらされている」という意識でやることが一番良くないですよね。「大変だけど自分でやるんだ」ということを続けなければいけない、ということは今回の研修で本当にそうだなと思いました。

―――ありがとうございました。

株式会社マーク・コーポレーション - http://www.mie-arc.or.jp/

(通称:鈴鹿オートリサイクルセンター)
所在地/〒519-0323 三重県鈴鹿市伊船町字鈴木田531-1
TEL/059-371-6330
創業/2004年11月(法人化は2009年4月)
事業内容/自動車のリサイクル事業

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