ダイバーシティの目的は「憤」の一字にあり ~体質転換の準備はあるか?
2020年03月18日 代表者BLOG
日本企業もようやくダイバーシティに真剣に取り組み始めています。
ただ、ダイバーシティ推進は女性活躍や障がい者雇用など様々な形を採りますが、まだまだ本質的な理解には至っていないように見えます。それは日本が急激に人口減少が進み、労働力人口が減ってくる中でやむなく「労働力の補足」としてダイバーシティを考えているからでありましょう。日本の多くの企業の本音はそんなところではないでしょうか。
ただ、ダイバーシティの本質はイノベーションの創出にあり、また競争力の確保に他なりません。女性を差別する企業に優秀な女性は集まりませんし、国籍で差別する会社に優秀な外国人が来るはずもないのです。ダイバーシティは思っている以上に体質転換を要求され、「フェアネス」というものがこれからの企業が成長する上では致命的に重要になってきます。トヨタはグローバル企業なのか?大きな日本企業なのか?そしてどちらになりたいのか?各社が自分自身に問いかける必要があるでしょう。
会社組織という一つの統合された有機体の中に、調和だけではなく対立も必要だというのは、芸術などでも同様です。横河電機の創業者である横河民輔は…