心に種をまく ~マインドシーズという名前の由来とは?
スタッフからなぜマインドシーズはマインドシーズなのかと質問を受けたので、今更・・・と思いながら、ここで解説しておこうと思います。
もともと人材育成に興味があった私ですが、マインドシーズという言葉は直接的には「告別のロンデル」というフランスの詩が元になっています。
Rondel de l’adieu 告別のロンデル(さよならの詩)
Partir, c’est mourir un peu, 出立とは、少しばかり死ぬこと
C’est mourir à ce qu’on aime : それは愛する者に対する死
On laisse un peu de soi-même 人は自分を少し残していく
En toute heure et dans tout lieu. すべての時間、すべての場所に
作者はエドモン・アロクール(Edmond Haraucourt)、日本では冒頭を「出立とは、そこはかとなく死に似たり」と訳されることが多いのですが、これは誤訳です。死に少し似ているのではく、ここでは少し死ぬことなのです。私のフランス語の先生の一人だったアテネフランセの故・金子京子先生がよく口ずさんでいました。
C'est toujours le deuil d'un vœu, それは常に夢の終わり
Le dernier vers d'un poème ; 詩の最後の行
Partir, c'est mourir un peu, 出立とは、少しばかり死ぬこと
C'est mourir à ce qu'on aime. 愛する者に対する死
Et l'on part, et c'est un jeu, そして人は往く、それは戯れにすぎない
Et jusqu'à l'adieu suprême 本当の死に至るまで
C'est son âme que l'on sème, 人は自分の魂を蒔いていくのだ
Que l'on sème à chaque adieu : 別れのたびに蒔いていくのだ
Partir, c'est mourir un peu… 出立とは、少しばかり死ぬこと
Partir, c'est mourir un peu… 出立とは、少しばかり死ぬこと
「マインドシーズ」は…