分かったつもり!? ~500回生まれ変わっても同じことに悩んでいるかも

2020年02月26日 代表者BLOG

最近の大きな潮流は「政治リスクの増大」です。

 

もともと、リーマンショックやギリシャ危機などは金融リスク・財政リスクでしたが、トランプ政権の誕生やBrexitなど、明らかに政治起因のリスクが大きくなっています。EU各国内でも自国第一主義やEU懐疑派が増え、ポピュリズムが台頭してくるにつれ、今までの西洋民主主義の基盤が掘り崩されていってしまっているようです。

 

しかしよく考えてみると、自由主義陣営が当たり前になったのも冷戦後であることを考えれば、今の体制もたかだか30年くらいのものであって、「当たり前」とするにはあまりに短いものだったのかもしれません。

 

民主主義が完全で賢明であると見せかけることは誰にも出来ない。実際のところ、民主主義は最悪の政治形態と言うことが出来る。これまでに試みられてきた民主主義以外のあらゆる政治形態を除けば、だが。

ウィンストン・チャーチル 下院演説 (November 11, 1947)

といったのはチャーチルですが、民主主義と衆愚政治は紙一重、民主主義こそ民度が問われる体制と言わなくてはならないのでしょう。

 

中国南宋時代の無門慧開が編纂した書物である『無門関』に野狐禅という有名な話があります…

 

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