陽性か陰性か!?大切なことは目に見えない(本当に)

2020年03月11日 代表者BLOG

コロナウイルスが世界中に広がっています。武漢から始まった伝染は、いまやイタリア、イランその他に広がり、アジアウイルスどころかイタリアウイルスであり、またイランウイルスになってきています。

 

さて、世界中で「陰性か陽性か」という話が紙面を騒がせていますが、これはいわゆるPCR検査というもので、DNAやRNAの断片を人工的に増幅させて、分析しやすくする技術です(Polymerase Chain Reaction)。現代の分子生物学や遺伝子工学はこの技術がなければ存在しなかったともいえるもので、このPCR法を発見したマリス博士は93年にノーベル賞を受賞しています。

 

世間ではこのPCR検査をもっと拡大せよと鼻息荒い声が聞こえていますが、正直実際の意味合いはあまりないのでは、と感じています。安心感が欲しい、という人もいますが、安心感すら得られないというのが実際のところかなと。そもそもPCR検査とて100%判別できるものでもなし、まして今後広まるであろう簡易キットだと更に精度は悪くなります。

 

例えば「浮かぶ武漢」と化したダイヤモンド・プリンセスで疑似的に考えると、2/18時点での公表データを基にして母集団をざっくり3700人と考えましょう。

 

PCR検査の精度を非常に高く見て…

 

続きはこちら