アウシュビッツ解放75周年 ~シュタインマイヤー大統領のスピーチを受けて

2020年02月12日 代表者BLOG

先日、アウシュビッツ強制収容所解放75周年記念の式典が開かれ、各国のニュースでも大きな話題になっていました。たった75年前にユダヤ人を中心に少なくとも110万人が虐殺されたという衝撃の事実を私たちは忘れることはできません。

 

ドイツのシュタインマイヤー大統領は式典に先立って、エルサレムのホロコースト記念館で演説しました(シュタインマイヤー大統領の演説は冒頭ヘブライ語でなされ、素晴らしいものでした)。

 

「加害者はドイツ人だった。私は歴史的な罪の重荷を背負ってここに立っている」というときの彼の気持ちはどのようなものなのでしょうか。また同時に、「私たちドイツ人は歴史の教訓から永遠に学んだ、と申し上げられればよかったが、そのように言うことはできないのです」という現状への悲痛なコメントもしており、私たちは今の自分たちの危うい状態というものに再度慄然とさせられます。

 

第二次大戦という文脈では、日本にも苦い経験があります。日本の有名なコンサルタントである大前研一氏はよく以下のような話をしていました。…

 

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